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色々と思ったことがあるので。
本来SC2JP関係者かつ大会運営関係者である私が、
余計なことを書くのは好ましくないのですが。

まず1プレイヤーとしての考えを。

2chや外部掲示板等全てに目を通してはいませんが、
最初のクロノブーストをネクサス云々の話について。
所詮800ptダイアプロトスの自分ですが、
9pylon→ネクサスにブースト→12GWと、
11GWから即2GW→GWにブーストの2パターンを使ってます。
後者の目的は、2GWからの全力爪ラッシュ兼、
proxy対応可能であるオーダーとしてとっています。
というか後者の採用率が自分は8割くらいです。

相手が9pylon→12GW、ガスであれば2GWからのプッシュ、
proxy等々であれば対応、ということで、
むしろ偵察を甘くしても大丈夫なオーダーじゃないかなと
勝手に思ってるわけですが、脳みそ筋肉の自分なので、
後者オーダーの戦略的是非を語る知識を持ちません。
とは言え、今回の一件を完全に抜きにして、
先入観に囚われてプレイヤーの思考過程をすっ飛ばして、
自分の思い込みでプランAはない、という考え方は、
RTSプレイヤーとして非常に損しているのではないか、
という警鐘を、鳴らしておきたいと思います。

AOE3において直近の大会で優勝したnemukeさんは、
過去のセオリーを覆す独創的なオーダーを取っていました。
こうしたプレイヤーのたゆまぬ研究と努力によって、
新たな戦術が生まれ、それが新たなセオリーになっていく。
それはAOE3という(SCに比べて)歴史の浅いRTSでも行われ、
またSCでもそうであったのではないでしょうか。
そしてSC2においてもそうであると思っています。

次に大会に関しての考えを。

長くなったので要点だけまとめるとこんな感じ。
次の太字まで飛ぶと論点が変わります。

1.外部からの意見は歓迎すべきものであり、
  その意見の集約で大会はより良くなると思う。
  けど採用するか、あるいはされるかは別問題。
2.運営者、あるいはスタッフの意見は尊重されるべき。
3.最終的にはルールを作った人の考えが絶対、
  なぜならそれだけの時間と労力が費やされているから。
  全面的に不満なら違うルールを作って大会を開くべき。
  
これはAOE3における大会主催者としての考えであり、
今大会ないしSC2JP大会における考え方とは
一線を画すものであると初めに明記しておきます。
今大会における立場はmatsujun主催大会において、
解説の役割を頂いて配信に協力しているものであり、
僕自身は大会運営に対して1参加者以上の意見を
述べうる立場にあるものではありません。

ルールを万人が納得するということは難しいです。
例えば、配信を当該プレイヤーあるいはその身内が見て、
作戦がバレたら、情報が漏れたら、という疑念に対して、
all or nothing以外の手段を運営側は持ちません。
つまり配信するか、しないか、です。
配信する、という決定を運営側がする場合、
それを"当該プレイヤーに"納得してもらった上で、
配信を行う、という形になると思います。
そして、プレイヤーが納得しない場合、
大会に参加しない、という選択をするのも当然だと思います。

大会主催者はもちろん参加者が多いことを理想とします。
しかし、大会を主催するという行為に対して、
配信したい、ゲームコミュニティのレベルの底上げ、
高いレベルのゲームのリプレイがいっぱいあると嬉しい、
などなど別の思惑もあると思います。

単刀直入に言えば、僕は次のように考えています。
ルールに不満があれば、運営スタッフとして参加して変えて欲しい。
大会自体に不満があれば、是非自身で大会を開いて欲しい。
もちろん大会を良くするために、ゲームコミュニティのために、
意見を言ってくださることは非常にありがたいことであり、
そこからルールやシステムが発展していけば素晴らしいことです。
しかし一方で、大会主催者は自分のゲームプレイ時間を欠いてでも、
なんらかのモチベーションの上に立ってルールを作り、
その枠組みで大会運営を行っているものであるとも思います。
よって、受け取った意見を理解しても、採用するか、
という点においてはまた別の問題となることもあるでしょう。

AOE3において、僕は1プレイヤーとして、
文明制限のあるルールでの大会を見てみたかった。
そして配信をしたかった、この2点のモチベーションに立って、
大会を主催して、配信を行いました。
いわゆるAJC主催大会ではありませんでしたが、
AJCの協力を得て無事に大会を行うことが出来ました。

AJCGCにおいて、率直に言えば僕はルールの一部に
全面的な不満をもっていました。
しかし最終的な決定権者は参加者にあり、
そして次に労力を割いている大会運営者にあります。
自分の考えがどれだけ論理的で、自分の中で正しくても、
それが絶対的に正しいものではない、というのは当然であり、
時間を、エネルギーを費やす人に対して、
自分理論を向けるか、というのは別の判断基準になると、
僕自身は思っています。

最後に"cheese"について

これも先に要点だけまとめておきます。

1.リスクというのはプレイヤーに依存する。
  すなわちプレイヤーが判断するリスクは、
  ゲームの勝敗に対してである。
2.戦術のリスクが勝敗のリスクを上回った場合、
  一般論としての戦術的リスクは消滅している。


一つ声を大にして言いたいことがあります。
対戦ゲームにおいて、勝つための最善を選択することを、
否定するならそれは間違っている。

cheeseとは、いわゆる穴のある戦術、
すなわちハイリスクハイリターンなプランだと思ってます。
成功すれば絶対的な優位を作れるが、
失敗すればそのまま敗戦に繋がるリスクをも負っている。

じゃあ何故そんなリスクを負うのか。
勝ちたいからです。当たり前です。
そしてプレイヤーが取りうる選択肢の中で、
ハイリスクなものを最善手と判断したのなら、
その瞬間からその手段はプレイヤーにとってハイリスクではなく、
他の"安定"選択肢と比較してもっとも勝ちに近いものです。
つまり、"cheese"じゃないほうが勝敗においてリスキーとして、
プレイヤーはプランを決定する、
これは一般論におけるリスクリターンとは全く別次元で、
プレイヤーの思考過程におけるリスク管理の問題です。

プレイヤーが勝利という目的に対して、
自分の持ちうる選択肢から最善を選択した。
その瞬間、一般的な見方からするリスクよりも、
他の選択肢のリスクが上回ったということになります。
その判断の是非はあくまでプレイヤーがすることであると、
僕は考えています。

一例を挙げると、というか私事で恐縮ですが、
RTSL7th決勝で私が選択したFFハサー濁というのは、
ある意味でハイリスクハイリターンなプランでした。
Ⅲのフランスの安定編成であるドラグーンメインを捨て、
リスキーなハサー単を選択したのは、
プレイヤーとしての論理的帰結に拠る思考決定があり、
幸いにして結果を出すことが出来ました。

大会決勝動画に、決勝でチーズかよ、
というような主旨のコメントがありました。
僕はそれは間違っていると思います。
決勝だからこそチーズをBO3の1戦目に出す、
これはプレイヤーの立派な戦略です。
SCプロですらBO5において6poolを選択したそうです。
勝利のために最善手を選択するという当然の行為、
そしてその"最善"はプレイヤーが判断すること、
判断基準をどこに置くかというプレイヤーの技量、
それこそが"大会"を通して見るべき面白さであると、
僕自身は考えていることになります。

もちろん視聴者がどういった感想を持つかは自由であり、
それをコメントという形で外部に出すことを否定はしません。
というかそんな権利なんて毛頭存在しません。
しかしRTSというゲームの本質を、
あるいは対戦ゲームの本質を僕はこのように考えている。
そういうわけでこうしたエントリーをあげておこうと思います。



終わりに

上で書いたとおり、仮にも運営に関わる立場である僕が、
こうした私見を述べることで参加プレイヤー、
そして大会運営関係者に迷惑をかけることは本意ではありません。
どれだけ言葉を尽くしても言葉は難しいものですので、
真意が伝わらないかもしれませんし、
あるいは曲解されて誤った受け取られ方をするかもしれません。
言葉は最終的には受け取り手に依存します。
だから僕の言葉が僕の意図どおりに伝わるかはわかりません。

でも、一個人として思ったことを書いておきたかった。
もしこのエントリがプレイヤーや大会運営関係者に
迷惑をかけてしまうなら本当に申し訳ないことですが、
僕は今まで書いてきたような考えを持っています。
そしてこれはあくまで僕個人の考えであり、
SC2JP、あるいは大会運営とは完全に別のものであることを
改めて明記しておきます。

ここまで長い文章をわざわざ読んでくださった方が、
曲解されるようなことはないと思ってはいますが。


世の中にはたくさんの考えを持った人がいて、
だからこそ面白いのだと思っています。
僕とは違う考えを持ち、哲学を持ち、理論を持ち、
そしてそれが絶対だと確信している人はたくさんいるでしょう。
もし何かあれば、コメントでいただければ、
また考え、答え、ひょっとしたら考えを改めるかもしれません。

長いエントリになりましたが、
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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2010.09.12 Sun l ゲーム l コメント (0) トラックバック (0) l top

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