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メダロット7のメインシナリオをクリアしました。
プレイしたのはカブトバージョン。
シリーズをプレイするのは2以来でしたが、
期待を裏切らない十分な内容でとても楽しめました。
ということでレビュー。



シナリオ      4点
グラフィック     8点
システム      8点
音楽         9点
ゲームバランス  7点

総評      72点


以下、詳細なレビューを載せます。
若干ゲームの内容に触れている可能性があるので分割。

シナリオ 4点

子ども向けゲームのシナリオとしては最低限かな、といった感じ。
友情をテーマにした、それなりにオーソドックスな本筋に、
わかりやすいと言えばわかりやすい伏線ががっつり入ってます。

シナリオの問題点は、大きく分けると二つあります。

ひとつは、「友情」というテーマの描き方。
本作では「人間とメダロットの友情」「人間同士の友情」の二つが根幹にありますが、
そのどちらも非常に粗い描き方をされています。

まず前者について。
本編で主人公アズマはしきりに「人間とメダロットはトモダチなんだ!」と言います。
問題なのはその薄っぺらさ、というか半ば無理やり感があるところ。
どうして人間とメダロットはトモダチなのか、
その信念みたいなものがちゃんと描かれないまま連呼されるために、
どこか押し付けがましい、空虚なものに終わってしまっています。

つぎに後者について。
アズマは悪ガキ集団であるウィローズに対しても友達だ、と言いますが、
アズマたちとウィローズとの関係が何も描写されていないので、
迷惑行為ばかりをするウィローズを友達と呼ぶのがあまりにも不可解。
プレイヤーにとってかなり感情移入しづらい主人公になってしまっています。

もうひとつは、伏線の張り方と解消の仕方。
本筋に対して伏線を張ろう、というライターの意図はうかがえるのですが、
そのやりかたがあまりに稚拙というか、かなり乱暴で、
シナリオ上で唐突にエピソードが挿入されて、
行動範囲の制限のかけかたとのミスマッチも目立ちます。

2の主人公イッキは、降りかかる災難に、
面倒だなあ・・・と言いながら対処する無気力系主人公でしたが、
7のアズマは明確な意思と目的をもって行動しているはずなのに、
周りの人間や発生するイベントに振り回されている印象が強いです。
これがイッキのような主人公だったらシナリオもそれなりに飲み込めるのですが、
言動と行動、シナリオ進行のミスマッチ感が強く見えてしまうのは、
シナリオライターの力量不足なのかなぁという感じ。

チトセやタルトの行動原理もかなり不自然ですし、
アズマとコハクの関係も描写が乏しすぎて意味不明。
ライターの頭の中でキャラクターがまったく動いていないんじゃないか、
とさえ思ってしまうほど、シナリオとキャラが乖離している感じがします。

総合的にはかなり惜しい、というか勿体無いシナリオでした。
キャラクターかシナリオかどちらかを明確に立てることができていれば、
作品全体の出来もまた違ってきたと思うのですが・・・。
良作になり損ねた佳作、というのがシナリオの評価です。


グラフィック 8点

3Dは目がしんどかったのでほとんど2Dでプレイ。

ポリゴン世界にぽんっと投げ出された立ち絵ですが、
違和感なく見られる上手な色使いとデザインで素晴らしいです。
野良メダロットにもきちんとイラストが用意されていますし、
登場人物の表情もいい感じ。
マップやダンジョンもかなり丁寧に描写されているし、
基本的なところはほとんど文句なしでした。

キャラクターのポリゴンが室内だと影のつけ方が変なのと、
ダンジョン内での視点切り替えにもう少し工夫があると良かったかな、
というのが少ない不満点。

戦闘中のメダロットのアニメーションはかなり良かったです。
純正パーツでのポーズ変更や、
回避モーションでの動きなど、細かいところにも愛が感じられて、
メダロット周りに関しては基本的に不満なし。


システム 8点

戦闘はかなりさくさくでストレスなし。
メダロッチ周りも充実したソートと、
スティック、十字キーで操作系を分離させているのが使いやすい。

不満を挙げるなら、戦闘時にカーソル記憶がないので、
A連打で戦闘を進める、というようなことができないこと。
ただオートバトルシステムがそこそこ充実しているし、
道路のショートカットやロボロボメダル入手頻度の高さで、
戦闘回避に関するストレスはそれほど大きくありません。

物語でいくつか、仲間と一緒にロボトルする機会がありますが、
移動中は仲間とロボトル、一人でロボトルを選べるのが良いです。
カーソル記憶がないのでこれも選択がやや面倒ではありますが。

その他ゲーム進行で特にストレスがある部分はありませんでした。


音楽 9点

今作一番良かったのは何か、と聞かれれば、
音楽が良かった、と自信を持って答えることができます。

通常戦闘曲は3種類から選択可能。
ロボトルファイト!のアレンジは、ベースの裏打ちが非常に熱い。

道路BGM、ダンジョンBGMともに良作揃い。
いつまでも聞いていたくなるものが多くて、とても楽しかったです。
惜しかったのはラスボス戦の戦闘曲。
まぁこれはStrike Enemyとゴッドエンペラー戦が良すぎた。


ゲームバランス 7点

難易度はまぁまぁかなといった感じ。
序盤のロボロボ団幹部戦勝ち抜きバトルがややきつめ。
ある程度きっちりパーツ集めをしていたので、
メダルのレベルが十分上がっていてそこまできつさは感じませんでした。
フルアタや一体縛りをするとたぶんきついですが、
状態異常系(バグ、停止)や、補助系を使えばちょうどいいのではないかなと。

ただタルト込みのイベント戦はちょっと厳しいものが。
主人公機に補助系のパーツを組み込まないと、
単純に戦力不足で泣きそうな気がします。
この辺は「友情」をテーマに押し出したかったシナリオの意図が伺えますが、
イベント戦は基本的に主人公のみでよかったんじゃないかなぁ。
メダロットの組み合わせや戦略面が全部殺されてしまうので、
せっかく戦略的に面白いパーツが多い今作ではマイナスなのではないかと。

ダンジョンの謎解き要素はやや難解なものが多く、
小さな子どもにはかなり厳しいのではないかと思いました。
大人がやっても頭をフル回転させる必要がある十分なハードさで、
マップ担当者の努力のあとが伺えます。


総評 72点

どちらかと言えばマイナス面ばかり挙げてきましたが、
全体的にはロボトルが非常に面白く、楽しむことが出来ました。
音楽は最近プレイしたゲームの中でも屈指の力作。
細かいところにも色々工夫がなされていて、システム面も良かったと思います。

やはり気になったのはシナリオの稚拙さと、
シナリオ進行と、シナリオと散策可能エリアの齟齬。
もし8が出るならぜひシナリオライターを変えて欲しいです。

それでも十分なボリュームと楽しさ溢れる作品でした。
クリア後の要素もまだまだあるので、
やれることがなくなったら少し加筆したいと思います。

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2012.09.22 Sat l ゲーム l コメント (2) トラックバック (2) l top

コメント

No title
シナリオが惜しいというのは確かに自分も同意です。シナリオの流れはいいのにキャラがそれに追いついてませんからね。

ウイローズの鬼畜ロボロボ連戦辺りでの流れは良かったけど、セレクト隊長とブルースドッグのくだりはもっとなんとかならなかったのかというのが個人的な感想。

ただ前作と比べるなら、ライターの成長は見れるので、あともう1作様子を見たらどうかなというのが自分の意見ですかね。もう待てないといわれると何もいえませんが。

長文失礼しました。

2012.09.28 Fri l . URL l 編集
No title
コメントありがとうございます。

メダロットDSは本当に酷かったと聞いていたので少し不安だったのですが、このシナリオライターでシステムがこれより悪かったと考えると確かに納得でした。
アズマという主人公のキャラクター自体は、けっこう魅力的というか、マップ各所を調べたときの反応なんかがとても面白かったので、そういうアズマらしさをもっとシナリオに入れられたら良かったのではないかなと思ってます。
ロボロボ団がそもそもかなり理不尽な存在なので、やっぱり主人公はイッキタイプのほうが合いそうかなぁとは思いますが。
5の主人公コイシマルに関する知識がないので、5はどうだったのかなと思いました。

8がもし出るならシナリオ周りが改善されてると嬉しいです!
2012.09.29 Sat l twi. URL l 編集

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